若月重仁
私はブレークスルーテクノロジーコースを受けたことで、人を信頼できずに一人で何でもこなしていたのが、誰とでも深いパートナーシップを築けるようになりました。
セミナーを受ける前の私は、仕事でもプライベートでも何か依頼をされたときに、内心では文句を言いながら、表向きは良い顔をして引き受けていました。
セミナーで過去を探求し、そのようになったのは母との関係がきっかけだとわかりました。
母は私が実家に帰ると、「帰ってきたのか」と玄関先まで聞こえる大きな声で迎え、マシンガントークが始まります。「ちょっと黙ってくれる?」と言うと、しばらくは黙りますが、すぐにまたマシンガントークが始まり、うるささに耐えられず帰るという関係でした。それでも、仲が悪いわけではなく、「親子なんてこんなもんでしょ」と特に気にはしていませんでした。
小さい頃は、「勉強やったの?あんたはお兄ちゃんなんだからしっかりしなさい」と言われ、
幼い頃の私は、「どれだけしっかりやってもわかってもらえない」と諦めたと同時に、人からの依頼が責め立てられていると感じるようになったのだとわかりました。それに反発するかのように、心の底では「俺は悪くない、うるさい、黙ってろ」と母の話だけではなく、誰の話も聞かないようになったのだと気づきました。
それがわかると、母が本当には何を言っているのかを聞きたくなり、実家に帰ると、やはり、いつものようにマシンガントーク全開でした。最初はイラっとしながらも聞いていましたが、母の言葉の本質は、家族のことが大切で、心配でたまらない、「愛している」という表現なのだとわかりました。
このことから、今まで如何に話を聞いてこなかったのか思い知らされると、母との関係だけではなく、人との関わり方が全く違うものになりました。自分が見えていなかっただけで、実際には愛してくれている人が沢山いるのだと気づきました。そして、誰とでもパートナーシップが築けるようになると、これからの人生を誰かと分かち合いながら生きていこうと思うようになり、結婚もしました。
今まで築くことが難しいと感じていたパートナーシップは、今の私にとってはなくてはならない空気のように、自然とそこにあるものになっています。
そんな奇跡のようなことが、セミナーから得た一番の成果です。