坂昌樹 (45) 男性 弁護士
私がブレークスルーテクノロジーコースを受けて最も感動していることは、今まで感じたことがなかった「愛」というものが、実際に自分の人生にあるんだと実感できるようになったことです。
私は、このコースを友人から「頭がパッカーンてなるくらい衝撃的な気付きがあるよ」と言われ紹介されましたが、仕事も順調で、もう得られるものなんてないだろうと半信半疑で受講しました。
そんな私でしたが、沢山の気付きがありました。その中でも、衝撃的だった気付きは、常に自分よりもできない人を探すという、薄々感じでいた自分の酷さの原因がわかったことです。
これまでの私は、チームで目標を立てて達成に向かっていく場面で、表向きは先頭を切って「皆でやろう!」と言っておきながら、内心では「皆、俺よりも成果を作らないでくれ」と祈り、自分よりもできない人を見つけては、安心感を得ていました。
そんな自分が嫌でしたが、どうしてもその考えを無くすことができませんでした。
セミナーで過去を探求し、このようになったきっかけがわかりました。
それは、小学一年生のときのサッカー合宿で、寂しくて泣いてしまい皆にからかわれたことでした。とてもショックで、翌日、やっと母に慰めてもらえると思って、その出来事を必死に伝えました。すると、慰めてくれるどころか、「そうやって泣いているからや。他の子誰も泣いてなかったやろ」と言われてしまいました。母親にも気持ちをわかってもらえず、とてつもなく悲しい思いでした。
それ以降、周りと同じようにできないと受け入れてもらえないと思い込み、できない自分を隠し続ける人生が始まったのだとわかりました。それと同時に、不安感から、自分よりできていない人を常に探しているということにも気付きました。
セミナーを受けてわかったことは、母の言葉を、私が勝手に「あんただけができていない」と解釈しただけだということでした。だったら、受け入れられていると解釈して生きてもいいと思えるようになり、人の失敗を願ってしまうどうしようもない自分のことも、「それも人間ってことなんやな」と受け入れることができるようになりました。すると、そのことを隠すために自分を覆っていた壁が取っ払われ、世界が広がっていく軽さを感じました。それ以来、自分の気持ちをストレートに伝えたり、相手のことも受け入れられることができるようになりました。
両親や妻、子どもにも心の底から湧き出て来る「愛」をストレートな言葉で伝え合えるようになりました。これまで思っていても伝えて来なかった、仕事関係の人であっても、「御社のことをとても大切に思っています」と、大切に思っていることを表現できています。
自分を隠すために必死で、「愛」があることにも気付かないフリをしてきたように思います。そのような人生でしたが、今では、相手と自分の間に隔たりはなくなりました。
どんな人に対しても、どんな場面であっても私の人生は「愛」で満ち溢れているのだとわかったことが一番の成果です。