T・S 男性 (42) 幼稚園経営
私は、ブレークスルーテクノロジーコースに参加することで、コミュニケーションの質が劇的に変わり、なんでも言い合える大家族のような愛ある職場づくりに成功しました。
私は幼稚園を経営していて、青年会議所の同期の理事長からの紹介で『敵と思っていた人が味方やった』という話がとても気になってセミナーに参加しました。
セミナーを受ける前も、全力で子供や保護者と関わり、先生たちとも食事に行くなど、最高にイケてる園長だと思っていました。
ところが、セミナー中に業務のことを振り返ってみると、次年度の勤務を確認するための在退職調査の回答をなぜか先延ばしにしていることが思い起こされました。なぜなんだろうとその理由を探ってみると、「辞める=捨てられる」と感じていて、それを避けようとしていたことが分かりました。それどころか、「イケてる園長」と思ってやってきたことも本当には、省かれるのがめっちゃ怖くて、びくびくしながらご機嫌を取っているだけだったと気付きました。
それに気付いたのは、小学1年生の夏休みのことを鮮明に思い出し、それが全ての根本原因だったと分かったからです。
当時、園のプール掃除の当番なのにサボって、父に確認されても、やったと嘘をついたことがありました。父にはバレていて「嘘をつくな!」と、私にげんこつを入れて離れていきました。
その父の姿を見て「こんな自分では捨てられる!」と、強い恐怖心を抱いたことを思い出しました。
それをきっかけに、「いかに誰からも捨てられないように頑張るか」という人生だったこと、そして、いつも捨てられるかもしれないとビクビクし、気を遣いながらも、元気いっぱいに全力で頑張ってきた自分が客観的に見えました。それと同時に、そんなことに力を使っていたなんてしょうもな!」とアホらしくなりました。
セミナーが終わってからは、躊躇なく先生一人ひとりに「毎日子どもたちに真正面から関わってくれてありがとう。そんな先生と僕は一緒に働きたいと思ってる。来年も一緒に働いてくれますか?」と聞けたんです。すると「どうしたんですか急に!でも嬉しいです。ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします」と言ってくれました。そこから、先生たちとの関係が全く変わりました!
何か元気がない先生には「どうしたん?」と直接聞け、先生たちからもご飯に誘われる様になり、なんでも言い合える関係になって、 園内の雰囲気が今まで以上に明るくて温かいものになりました。在退職調書に関しては先生の状態を知るものとして私にとっての意味が変わりました。そして、先生の気持ちのほころびをいち早く気付きフォローできるようになり、離職率が高いと言われる保育業界で2年連続退職者ゼロになり、採用希望者が毎年何人も来るようになりました。
先生たちと本音で話すことで教育方針を知ることができ、子供たちとの関わり方も変わりました。関わりの少ないパートの職員にも挨拶をするようにもなりました。今では、職場全体が本当に言う必要があることは、言いにくくても言うようになり、大きい家族のような職場になっています。
業務内容をほとんど変えることなく、私が怖さを隠さず真っ正面から関わり、惜しみなく愛を伝えられるコミュニケーションができるようになったことで、最高にパワフルで活気に満ち溢れている園になりました!