田北 浩二 男性(20才) 職業:大学生
僕のティーンズコース(10代の人向けのブレークスルーテクノロジーコース)からの成果は、監督室のドアをノックして監督を目の前にして「どうしてメンバーに入れなかったのか?」と聞くことができたことです。
甲子園の地方大会が始まる6月半ばの練習が終わった夕方に、教室で前に体のでかい無口な監督が立っていて、その両脇には顧問の先生が座っていました。その監督の前には丸坊主の野球部員が4、50人くらい座っていました。そして監督は背番号といっしょに名前を呼び始めました。その間僕はいつ自分の名前が呼ばれるかドキドキしていました。なぜなら、名前を呼ばれるということはメンバーに選ばれるということだからです。でも、僕の名前は呼ばれずすごくショックでした。自分がダメだから選ばれなかったのかと思って情けなくて泣きました。
でも、選ばれなかったとき僕はティーンズコースで素直に自己表現するという可能性なんだということを思い出して、監督にメンバーに選ばれなかった理由を聞いてみようと思いました。そして、監督を目の前にしたとき足が震えていました。言い終わったときにはスッキリした気持ちになり、チームの勝利に貢献しようと決めることができました。
自分の気持ちを隠さずに素直に表現できたことがこのコースからの最大の成果です。