本当に欲しかった母との関係を手にいれました

AYUMI WATANABE 職業:保険営業

私のコースからの成果は、大切な人たちと、本当に深い人間関係をつくれるようになったことです。
私はコース参加前はマッサージのセラピストの仕事をしていました。
父、母、妹、弟、祖母の6人暮らしで、家族の人間関係には、何の問題もなく、むしろ自慢になるくらい仲の良い家族だと思っていました。私は離婚しているのですが、その私をサポートしてくれたのも家族で特に母には本当に感謝がありました。
そんな家族の関係の中でいつも気になっていたのは、母の仕事のことでした。
私の母は、保険の営業の仕事をしていて、家に帰ってくるとグッタリと疲れて、毎日愚痴を言っていました。私は「もうそんなに、お金に困っているわけではないんだから、そろそろ仕事を辞めて引退した方がいいんじゃない」と母の体調を心配し、言っていました。でも母はいつも決まって、「お客さんを引き継げる人がいないから辞められないのよ」と答えるばかりでした。
私がコースの中で発見したことのひとつは、私は人が言っていることを聞いているつもりで、本当には聞いていない、ということでした。もちろんセラピストという仕事柄、聞くことの大切さは分かっているつもりでした。でも、
特に身近な人ほど、もうすでに相手のことが分かっているつもりになっていて、その人の本当の想いや、気持ちまで聞こうとはしていない自分に気づいたのです。同時に、本当に相手を聞くってどういうことだろうって、新たな興味が湧いてきました。
するとコース後は、いつもの母の愚痴が、全く違って聞こえるようになったんです。
実際に聞こえてきたのは、愚痴ではなく、毎日ぐったりするほど、仕事に一生懸命、取り組んでいて、お客さんの人生のことを自分のことのように考えている真剣なお母さんの思いでした。
そして、直接は言われたことはないけれど、母は、自分の仕事を私に仕事を引き継ぎたいと思っていて、本当は私に未来のことを色々相談したいんだなー。という思いも伝わってきたのです。
私は母に、「私、お母さんの会社の説明会、聞きに行きたな」と言っていました。
すると母はここ数年、みたことがないほど、満面の笑顔で、喜んでいました。
実際に会社説明会に行ってみると、母の仕事を引き継ぐことに私も興味が湧き、2人で同じ仕事ができる喜びも湧いてきました。
そして、今、母の来年引退を目標に2人でプランをつくり、楽しく2人で仕事をしながらお客様の引き継ぎをしています。
私の横には、愚痴をいって疲れた母はもういなくなりました。
親孝行ってこういうものなのかなーと感じた瞬間でした。

私は、聞くことを通して、仲が良いだけじゃなく、本当に欲しかった母との関係を手にいれました。

そして、今は、大切な友人や今出会うお客様とも、今までにないほど深い関係を築けている実感があります。

これが私のコースからの成果です。

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