宮崎 健一 男性(30代)
私のコースからの成果は、自分の意見を自由に伝えることができるようになって、生産性が向上したことです。
私は家電の販売の仕事をしています。
コースを受ける前の私は、家電店で販売する際に、話しやすい人には話しかけますが、話しにくいと感じる人には話しかけませんでした。接客のストレスがたまるので、それを解消する目的で週1回は飲みに行っていました。
そんな時に、仕事の生産性を上げたくてコースに参加しました。
コースの中で発見した自分は、「自分の意見は通らない」と決め込んで、子どものようにすねている、というものでした。
いつからそんな風になったのかを、コースの中で思い出しました。高校時代、私は「マキバオー」という漫画の影響で、馬が好きで、馬に関係する仕事に就きたいと思っていました。具体的には、牧場で餌を与えたり、競走馬を調教するような仕事です。
しかしそれに対して、父にも母にも反対されました。「そんな仕事は出来っこない。投げ出すだろう。」と。私の気持ちを解ってもらえなくて、泣いたのを思い出しました。
それ以降も、私がやりたいことなどに対して、母親にいいね!と承認された覚えがありませんでした。
それらのことがあってから、母親に反対されたことをずっと根に持ちながら、自分の意見はどうせ受け入れられないと決め込んで、生きてきたことを発見しました。だから、自分を表現しないで、とても制限された中で生きていたんだなと。
コースの二日目の夜、その発見を母親に話しました。
母にまた怒られると思いながら話したのですが、実際は「あら、そうなんだね」と受け入れてくれました。
なんだか、怒られると思っていたのがアホらしく思えたのと同時に、母親はいつも心配していただけだったことがわかったら、母親に対して持っていた怒りのようなものが消えました。それからは、母親には全く怒らなくなりました。
それと、他の人とのコミュニケーションや仕事での自分の働き方も同じように「どうせ自分の意見は通らない」と思いながら仕事をしている自分の姿が初めて客観的に見えました。だから、話しかける人を選んでいるし、とてもストレスがたまるのか、と腑に落ちました。
それからは、仕事で、自分の意見を相手にきちんと伝える事が出来る様になりました。
出向先のお店の人に、自分の売りたいものを効果的に売ってもらうために、売り場の構成を変えたり、展示の位置を変えたりするような指示が、できるようになりました。
その結果、コースを受ける前に比べて、1ヶ月後には販売台数が3倍に増えました。
欲しかった、仕事の生産性が上がっただけでなく、人とのコミュニケーションでも自由に自分の意見を伝えられるようになったので、ストレスからも本当に解放されました。 これがコースからの成果です。