30年間音信不通だった父親と再会したことで、いくつになっても、なんでもチャレンジできる人生を父親と一緒に手に入れたことです

杉林 友彦  男性(50代)

私がコースから得たことは、30年間音信不通だった父親と再会したことで、いくつになっても、なんでもチャレンジできる人生を父親と一緒に手に入れたことです。

コースの中で自分自身や自分の人生を探求していくと、今まで考えたこともなかったことを客観的に考える機会を得ました。

私が5歳で経験した両親の離婚が、その後の人生に大きく影響しているかもしれないということでした。

当時の私は、賑やかな下町で、ご近所さんに囲まれて育ったので、「親父がいたらいいな」とか「寂しいな」と思うこともなく生きてきたのですが、

もしかしたら、一度も連絡を取っていない父との関係の中に、人を恐れたりする自分特有の性質に何かあるのかもしれないと思い、生まれて初めて自分から連絡を取ろうと思いました。

しかし30年以上の月日が経っていたので、何を話していいか分からずまずは「今、教育のプログラムを受けていて…」と突然切り出し、話始めました。

今まで親子関係がなかった私たちだったので、このプログラムを通じて父と一緒に何かをしたい、父自身にもほしい人生を得てほしいと思い、

コースを受けて欲しいとこと伝えました。

しかし、70才を超え脳梗塞を2回患い、不自由な身体で1人暮らしをして来た父でした。

連絡をもらって嬉しいしなんとか私と何か一緒にやってみたいと思っていると言う一方で、「この身体では無理だしお金もないよ」と言われ、返す返事が見当たりませんでした。

諦めて電話を切ろうとした瞬間、この電話切ったら2度と父繋がることは無いだろうとよぎりました。

気づいたら「一回くらい俺のお願いを聞いてくれてもいいでしょ!」と、自然と言葉が出ていました。

その瞬間、生まれて初めて率直に想いを伝えていることにハッとしました。

それと同時に、今まで漠然と抱えていた孤独感があったこと、そしてその思いを伝えようともせずに、自ら距離を置いていたことに気が付きました。

思い返してみると、仕事でやりたいことがあっても、自ら周囲の人に呼び掛けることや、思いを素直に伝えることもしてこなかったと気が付きました。

その後、想いが父に伝わり、コースを受けてくれることになりました。サポートのためにホテルに泊まり、コース会場からホテルまで、足が悪い父の手を引いて一緒に歩きました。初めて父と一緒に過ごした3日間でした。

コースが終わってから、父から手紙が届きました。そこには、「私と離れてしまったことへの罪悪感の中で自由に生きてはいけないと思っていたが、コースで自分も自由に生きていいんだ気づいた」と書かれていました。関わることは一生ないだろうと思っていた父がイキイキと生きていけることが、とても嬉しく温かい気持ちになりました。

そして、なんと今では好きな人がいることも知りました。それから父と年に2回は寿司を食べに行き、お互いのことを話し合える親子関係になりました。

それからは、私も父のように何でも挑戦しようと思えるようになりました。自ら人と繋がって会社を作り、やりたかったことを実現しています。

人と一緒に自由に行き始め、再婚もして、新しい家庭を築けていることもとても大きな成果です。

何よりもコースを受けてよかったと思えることは、どんなことがあっても「これが自分の人生なんです」と胸を張って言えるようになったことです。

上手くいくこともいかないことも含めて、この自分でいいし、周りの人たちと一緒にありのままの人生を楽しめるようになりました。

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