赤沢春菜 (30代)
気を遣っていた父親と何でも分かち合える関係になり、心の拠り所となる家族関係を手に入れました。
ブレークスルーテクノロジーコースを受ける前、私の家族は仲が良いなと思っていました。ただ、強いて言うなら、「お父さんはガラスのハートだから傷つかないように気を遣わなければいけない」と、昔から私は父に対してどことなく緊張しながら接しているところがあったように思います。
セミナーの中で発見したのは、父親を気遣っていると思っていましたが、実際は自分が傷つくのが怖くて本当は聞きたいことも聞かずに距離を置いていた、ということでした。
その原因として小学校の時の事を思い出しました。
ある日の夜、祖父・祖母も家に来て大人だけの会議が行われました。何が話し合われたのかとっても気になっていましたが、結局子供たちには何も教えてくれませんでした。その時、自分も聞きたかったのに聞けなかったことが、ずっと父との間にわだかまりとして残っていたんだと分かりました。その時から、父に対しても、家族に対しても当たり障りのない様に話していました。そして知らずしらずのうちに窮屈さや、不安を感じていたことも発見しました。
セミナーが終わってから、20年間聞きたくても怖くて一度も聞けなかったことを、父親に初めて聞いてみました。最初はとても緊張しましたが、私が思っていたよりもずっと穏やかに、父はただただ私の話を聞いてくれていました。この時に「私がただ勝手に怖がっていただけなんだ」と感じ、傷つかないようにと距離をおいていた父親に対して初めて歩み寄れた、そんな気がしました。なんだかとっても安心して、気持ちが明るくなったのを覚えています。
それから、私はストレートに愛や感謝も伝えられるようになりましたし、父は今まで話さなかった様な話をしてくれるようになりました。そんな父との関係の変化から母親や兄弟との関係もよくなり私は家族というものに初めて安心を感じるようになりました。
そして、この時に気づいたのですが、今までの私の恋愛は、家族との関係と似ていたかもしれないと思ったのです。そうすると自然とパートナーとの関係も深まりました。
今では大好きなパートナーと安心で安全であったかい関係を作っています。自分が本当に欲しかった家族との関係を手に入れたことが何よりの成果です。