山村由美子 女性 (70代)
私がブレークスルーテクノロジーコースから得たことは、従業員とのコミュニケーションが今まで以上に円滑になり、経営する蕎麦屋が、ますますテレビで取り上げられるほどの有名店になったことです。
セミナーを受けたときは、定年退職後に始めた蕎麦屋を成功させ、すでにテレビや雑誌でも紹介される程の有名店でした。しかし最大の課題は従業員との関係で、内心ではもっと忠実にやってくれたら売り上げが上がるのにと思いながらも、仕方がないよなと諦めている毎日でした。
そんなときにセミナーを受け、探求して気づいたのは、人は信頼できないと思い、誰にでも壁を作っていた、ということでした。
そうなったきっかけとして思い出したのは、引っ越したばかりの幼稚園での出来事でした。その幼稚園では、お弁当は黙って食べるように言われていましたが、先生がいなくなると、皆で喋り楽しく過ごしていました。その後、先生に問い詰められ、口を揃えて「喋っていない」と嘘を付いた途端、皆が一斉に、私に向かって「喋ったあ!」と言って来たのです。皆に裏切られたと感じ、とても傷つきました。
それ以来、「人は信頼できない!」と決めつけ、誰に対しても壁を作り、深く関わることを諦めてしまったのだと気づきました。
コースを終えて、従業員に対しても同じようにしているのではないかと、疑問を持ちながら仕事に行きました。すると、目に飛び込んできたのは、一生懸命働いている姿で、これまで思っていた従業員とは全く違う人かのように見えたのです!その瞬間、「やはり、自分から壁を作っていたのだ」とわかり、諦めないで関わろうと思えるようになりました。
それ以降、従業員と仕事の話だけでなく様々な話をし、深く関われば関わるほど、今までに感じたことがないくらいの感謝が生まれてきました。それは従業員との関係だけに留まらず、お客様や周りの人に対しても同じように接し、感じることが出来るようになりました。
すると、お客様がお客様を呼んでくれ、常連客もたくさん増えました。その結果、今まで以上に、大手のテレビ局や雑誌の取材も増え、売り上げも上がり、ますます人気の蕎麦屋になりました。
信頼し合いながら働くことは課題だったので、それができるようになったことは、とても嬉しい成果です。
今までの人生では、知らないうちに人と深く関わることを諦めてしまっていたのに、今では誰に対しても壁を作ることなく、オープンに接することができています。どんな人とでも親密な関係が築けるようになったことは、自分でもとても感動しています。