緊張しましたが思い切って話しかけてみました

A.K 女性(30代)

私がこのコースで得たことは、いつも人に話しかけることをためらっていた私が自信を持って自分の考えを伝えることができるようになり、新しい仕事にもチャレンジできるようになったことです。

私の勤めている会社では社員同士のコミュニケーションはチャットを主に使用していて、隣の席にいる先輩ともチャットでのやり取りがほとんどでした。
コースを受ける前の私は、先輩に直接話したいことがあっても「会社の雰囲気に合わせなきゃ」とためらってチャットでしかコミュニケーションを取らず、そして文章を考えることにも時間を使って、結果として当たり障りのないことしか会話できず、とても窮屈さを感じながら仕事をしていました。

コース中に自分の過去を探求し、自分から話しかけることにためらうようになった最初のきっかけを思い出しました。

小学校の時に、近所の仲良しグループでいつもフリフリの洋服を着ている女の子がいたのですが、「金持ちだからいつもああいう服を着ているんだよね」と冗談交じりにグループの子に話したら、その子の悪口を書いた手紙がポストに入っているという事件が起こってしまいました。
それ以降その子がおとなしくなってしまったのを見たときに、「私が思っていることを言ったら悪いことが起こってしまうんだ」と決めつけてしまい、それ以来、本当には話したいことがあっても状況や環境を言い訳にして、話すのを避けたり当たり障りのないことしか言わなくなった自分に気が付きました。

コースを終えた後、職場でお昼を食べているときに、まさに今、先輩に話しかけたいのにためらっていることに気が付いて、緊張しましたが思い切って話しかけてみました。「その白いスカート、めちゃくちゃかわいいですね」と言ったら、笑顔で「ありがとう~」と言ってくれて、「こんな顔して笑うんだ!」と今まで知らなかった一面が見れて嬉しく感じました。私たちの会話を聞いていたのか周りにいた社員も集まってきて話が盛り上がり、いつもは黙々と食事をしている職場では想像もつかないことが起こりました。「ほかの社員もこんなにしゃべるんだ!」と驚きました。
その時に、自分から話しかけても悪いことが起こると勝手に決めつけていたけれど、こんなにも楽しいし嬉しいことが起こるんだと初めて気が付きました。

それからは、先輩に対して自信をもって話かけることができるようになりました。チャットで文章を考えることもなくなりました。
そのことがきっかけで、こういう施策をしてみたいと自分から提案もできるようになり、いちクライアントのインターネット展開の責任者を任せてもらえるようにもなりました。

ためらうことなく自分の考えを伝えることができるようになったことで、身近な人の全く知らなかった新たな一面を知ることができ、楽しく、そしてやりがいをもって仕事ができる自分が手に入りました。

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