平野 正太郎 男性(25才) 職業:製造業
ブレークスルーテクノロジーコースを受ける前、私は一人でなんでもできるという自分でした。
ところがコース中、絶対に人に見せたくないし、自分でも絶対に見ないようにしていた自分を発見しました。
うちの両親は共働きだったので、物心ついたときには親戚の家に預けられて夜母親が迎えにくるという生活でした。だけど、その家に預けられているのが嫌で、ある時母親に『預けられるのは嫌だから、家に帰りたい』と泣いて言ったら、わがまま言うなと怒られたのを思い出しました。
そして自分は捨てられたんだってその時勝手に決めました。それから親に寂しいとか辛いとか言ったこともなく相談もしたこともありませんでした。
コースが終わり、なぜだか分からないけど母親と話がしたくなって電話をしました。気づいたら、将来のことや彼女との結婚のこと、悩みを話していました。母親は、『大事な息子だから応援しとるでね。』と言ってくれました。 本当にびっくりしました。今までは何を話しても絶対口喧嘩になっていたのに!
今まで本当に好き勝手に生きてきて、「俺のことは死んだと思ってくれ」とまで言い、この人とは一生分かり合えないだろうと思っていました。涙が止まりませんでした。心の底から自分はバカ息子で悪かった!と思いました。
僕は三日と一晩で本当に大好きな母親を手に入れました。そして今では一人でいる時も、友達や家族といる時も毎日が本当に充実しています!